「好きな色」は難しい

皆さんは、自分の好きな色を聞かれてパッと答えられますか?

 

私は無理です。

 

何故なら、「自分が好む色」と「推しのテーマカラー」の境目があやふやになっているから。

 

例えば。貴方がスーツケースを新調したいと思っているとします。まず何で選びますか?

機能性、容量、デザイン……人によって重視するポイントは違うと思います。デカけりゃ見た目は何でもいい、デザインが可愛いから多少使いづらくても我慢する、という人もいるでしょう。

 

私ですか?

当時の最推し*1のカラー、紫一色の必要以上にデカいヤツを買いました。

今見ると「何でこれにした???」という感想しか出てこないのですが、当時の私は

「紫でツヤツヤ!こんなの推しじゃん!買う!!!」

しか考えていませんでした。アホですね。

 

アホだとは思うんですけど、こういう経験ないですか?ねぇ、テーマカラーのある推しを持つ皆さん?

 

さて、一旦ここで私の推し遍歴を語らせてください。

最初にテーマカラーがハッキリしている推しができたのは高校3年生の時。

あんさんぶるスターズ!というソシャゲ内のユニット『流星隊』の高峯翠くんでした。テーマカラーは名前の通り緑。

彼にどっぷりハマった私の文房具は緑に染まりました。文房具ってところが高校生らしくて可愛いね。

その後大学生になり、暫くは翠くん翠くん言っていたのですが、唐突に仮面ライダーの沼に落ちました。そして出会ったのが、仮面ライダー龍騎に登場する浅倉威もとい仮面ライダー王蛇。バイオレンスな彼の生き様に惚れ込んだ私は、今度は王蛇のテーマカラー、紫の物を好んで買うようになります。先述のスーツケースが良い例です。身の回りが紫に染まるかと思いきや、更なる急展開。

ハマるわけがないと思っていた3次元のアイドルにハマります。

その名はBOYS AND MEN。その中でも私が特に推していたのが本田剛文氏。テーマカラーはピンク。そのハマり様は最早宗教の如く、東京と名古屋を鬼のように往復しては現場に通っていました。そして今までの推したちと違うところ、それは彼が現実に存在しあまつさえ直接会える存在だったこと。私は彼に「貴方を推しています!」とアピールせんとピンクの服を買い漁り、アクセサリーも鞄もピンクという徹底ぶりでした*2。もちろん文房具や食器など身の回りの品も隙あらばピンクにする始末。今思うと正気の沙汰ではありません。

 

そんなこんなで2年ほどピンクまみれの生活を送っていましたが、就職やらコロナやらが重なり、次第にボイメンから遠ざかってしまいました。しかし根がオタクの私は何者かを推さずにはいられません。

そんな私が次に沼ったのが、地下アイドルでした。地下アイドルにハマった経緯を話し始めるとクソ長くなるので今回は割愛して、推しの紹介をします。

RUSH300というグループのANDYくんです。テーマカラーは赤。グループのアドレナリンを自称するファンキーでクレイジーで最高にクールな男の子です。あとダンスがハチャメチャに上手い。

彼を推すようになってから、赤い服は勿論、赤いリップかアイシャドウを使うことが増えました。色を選べるものは大抵赤にしてしまうし、赤いものを見るとちょっとテンションが上がります。最早牛です*3

と、このまま人生お先真っ赤かな、となっていたところに思わぬ刺客がいました。

最近対バンイベントで見て一目惚れしたアイドル、H@ng_oveR の娵菜蓮さんです。

彼のカラーは……ピンク。

ここに来てピンクが盛り返してきました。心なしか家のピンクの皿達が嬉しそうです。

とはいえまだ出会ったばかり。まだピンクの復権とはいっていないですが、馴染みのある色なのでこれから徐々に生活に侵食してくることでしょう。

 

長々と書いてしまいましたが、本線に戻ります。

ですが、先述の推し遍歴を読んでいただけたら、彼らのテーマカラーが私の生活に甚大な影響を及ぼしてきたことはお分かりいただけたでしょう。

何を買うにも「推しの色」が基準になり、その色の物を見ただけで嬉しくなる。

 

あれ?

それって好きな色じゃないの?

 

でもね、私翠くん推しになるまでは緑の物なんて眼中に無かったし、ピンクより水色が好きな女児だったし、赤は目がチカチカしてたし……どれも好んでたわけじゃないんですよ。

それが、「推し」という存在によって認識をねじ曲げられてしまったわけなんですね。

推しが好きな余り、彼らに関係するもの全てが愛おしくなってしまった。

色という概念からすらも、推しを感じ取れるようになってしまった。

ある意味では幸せかもしれない。

けれど、考え方を変えると自我を奪われているとも言える。

 

 

さて、私の好きな色って何でしょうね……?

 

 

書いてる間ずっと考えてたんですけど……強いて言うなら黒っすね。

*1:仮面ライダー王蛇といいます

*2:多分向こうは全身まっピンクの女が来たと思ってた

*3:でも闘牛が興奮するのって赤い布だからじゃなくてヒラヒラしてるかららしいね

推しをたずねて九十九里②

現場レポ、なかなか隠れた金脈かもしれない。

さて今回はサマステ2019のレポをば。
現場は六本木だったから全然遠征じゃないんですけど、中身が一番濃かったので……あとあまりに語彙がオタクで哀れだったので供養させてね。
例によって原文ママなので読みにくいところ意味不明なところだらけだと思いますが、""臨場感""ということでお許しを……。


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○セトリ

帆をあげろ!

BOYS AND MEN夜露四苦
まえのめりminority

炎・天下奪取
常夏オーライ!
お願いよ! oh summer!

フォルティシモ
花道ゴージャス
夢Chu☆毒

ヤングマン
サムライチョップ

ONE WAY
スタースター


位置取り大正解過ぎてほとんどの曲で本田くんが目の前、ここがパライソ
本田くんのマイク通してない歌声も聞こえてひぁ~~~~~ってなった(賢ちゃんも聞こえた)
今日の本田くんいつもより多目に煽ってた
炎天下衣装って死ぬほど腹チラするじゃん……?腹が……へそが……ってなってた()
あと誠みんなからレスもらった最前ヤベェ
豊さんも度々こっち見てくれてたしたむらさんは出席確認(だよな?)してくれたし最前ヤベェ
てか今日の水野さんめちゃめちゃ楽しそうだったな?素晴らしいハイキックを見たんだがどの曲や……

炎天下かな?マイク通さないでウォアァァァァァ!!!って煽ってたの
間奏のwowwow……も平松鬼教官に檄飛ばされてた

ヤングマンの「コケたって~」のとこで飛び込み前転した後猛ダッシュでマイクに戻る本田くん、さすが名古屋のアベンジャー

何の曲か忘れたけどサビの直前で辻ちゃんに飛び蹴りくらわす本田くん(夜露四苦かな?)

ワンウェイが最後かと思いきやスタースターがご用意されていた!最高のサプライズ!
スタスタ歌ってたら吉原さんちょっとこっち見てくれたよ

リハの音聞こえたから知ってたけどフォルティシモ!まさかフォルティシモを外部のイベントで聞けるなんて……感無量
「オレモー!」口パクしまくったオタク
ギミギミのとこの土田さん可愛いが過ぎた

花ゴーーーーー久しぶりだな!?
青振ったらたむらさんめちゃめちゃレスくれる
辻ちゃんの俊さんパート、すごい俊さん意識したのかドイケでしんだよね

勇翔さん顔が良すぎた
BMCAの「A」噛んで「シェー」になってもかっこよかった
ヤングマンはゆーたむがイチャつき過ぎて土田さん手持無沙汰だったぞ……

夜露四苦初めてマトモに振りを見た!(ヤンはナゴドぶりだぁ……)
あいらぶゆーらぶ「ゆーちゃむ💕」の本田くんめちゃめちゃ可愛かった
つっちーパートまじで皆ダレてんのな!笑
勇翔さん本当に顔がいい
吉原さんのアドリブ「好きだよ」は反則だ

そういえばおねサマの水野さんもアドリブで「でら好きなんだわ」つって軽率にオタク殺しに来た

帆のデッキブラシパス、あんな複雑な動きしてたんだね!?近くで見てても分かんなかった
あとイテエこと言い出す辻ちゃんめっちゃかわいかった

どの曲だったかな~フォルティシモかな~
賢ちゃんとめっちゃ目が合ったんだよ~
確かギャンギャンに合いの手やってる時に~
とてもしっかり目が合って「ウン!」て感じだったので鬼教官に認められた気がして嬉しかったです!
あと吉原さんと豊さんが仲良くしてるとこに凸する賢ちゃんきゃわたんだった

まえのめりの本田くん、ステージギリギリでまえのめらされててオタクはビビっていました
あと常々思ってるけど"クラス一のあの子"やる土田さんめっちゃかわいくない?
これも常々思ってるけど後ずさりの本田くんもぴょんぴょんしててかわいい
平松鬼教官、やる気がない隣のオタクにめちゃめちゃおこで面白かった(その横で飛んでる振りしてたオタク)

サムライチョップドセンは優勝
もう本田くんしか見てなかった
ウソ間奏で豊さんが柵に足掛けてきたのを「落ちんでよ!」とヒヤヒヤしながら横目に見つつ勇翔さん見てた

夢Chu☆毒は語り尽くせないな~~~!
踊った~!本田くんにGoeson~!
本田くんのキレがいつものことながら最高でした~!
目の前水野さんなことが多かったんだけど夢Chu☆毒踊る水野さんちょっと面白かった
(けどやたら躍り倒すオタクが目の前にいて何やコイツって感じだよな)
間奏の腕広げてぐるんってするとこ大好き


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文中にもありましたがこの時最前に入れちゃったんですよ。なのでこの情報量なわけです。
それに今夏NO.1かもしれない楽しさだったので興奮が溢れだしてますね!
テレ朝さん来年もサマステにボイメン呼んでください!!!!!

この感じの現場レポはまだまだあるので需要無くてもここに投げときます……鬼暇で

誠スペシャルイベントとはどんなものかしら

スペシャルイベント、通称まこスペ――それはだいたい月イチで開催される、誠の、誠による、誠のための祭典……。笑。

まこスペさんはボイメン本体でのライブとも、誠のガッツリライブとも違う独特の空気感があり、ちょっとしたカルトの様相を呈することもしばしば(?)

よく言えばお馴染みの、言ってしまえば内輪ノリが激しいイベントです。オタクも訓練というか洗脳されてるからちょっともう客観的な評価ができません。

これがねぇ~ハマっちゃうんですよね~~~もう月イチで浴びないと生きていけません、あれはシャブです。

というわけで、よ~く訓練されたオタクの現場レポ(レポートできてない)、原文ママでお届けします。(※曲名だけは正式名称になおしてあります。)

 

 

まずは6/18に行われた誠スペシャルイベントのレポをどうぞ。

 

 

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○セトリ

READY×READY!
進化理論

YAMATO☆Dancing
まえのめりminority

フォルティシモ
DOGI MAGI
ガンバレfor my girl

サワディ音頭

頭の中のフィルム
サムライチョップ

スタースター

おかわりッシモ (アンコール)


・勇翔さんのエア特典会からのミュージカル「イケメン警察」

・フォルティシモ合いの手講座
平松先生がボケたおす
「みんなは幸せそーな顔して待ってて~
それか大好き顔、んーまっ、んーまっ、って!」
オレモー論争

・アンコール論争
チャンフォーを歌うのはどうだろうか
→黄「ドギ…マギ…ウッウッ」 3回目で本田くんのグーパンを喰らう

・誠イベ名物 サワディ音頭
緑「これが怖くて最近眠れてない」
全力ササササワディからの静止(顎で客席をさす)
桃「止まってあんなに沸くのマイケルジャクソン以来だぞ」
5人でやる方が面白くなっちゃった

・土「CanCam
勇「CanCamさん」
吉「おキャンキャン」
平「お、付けないで?」
本「おきゃん」
平「おきゃんやめて?」

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えっマジで意味わかんないウケるw

ほんと1/3000000000も伝わってないとは思いますがほんとにあったやりとりです全部!!!

 

次はもうちょっとマシなやつ引っ張ってきます。

9/16、一番最近のヤツですどうぞ。

 

 

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○セトリ

DESEO
FAKE

アッパレ夢パレード
かましてこうぜテッペン
ガンバレfor my girl

進化理論
フォルティシモ
Lovery monster

サワディ音頭
帆をあげろ!
DOGI MAGI
Wanna be!

最前列へ
Forever and Always


団体芸に参戦する勇翔さん

🌸「これ今日イチのスペシャルやな」

 

オタクを褒めて伸ばそうとするアンドメン
🌸「俺って見た目ミルフィーユだけど中身は豆が埋まった煎餅だから~」
💜「それは可愛く言い過ぎや」
🌸「えっミルフィーユだよなぁ?」
💛「うん、ミルフィーユかマカロン
🌸「ほれみろ!黙っとれ羽二重餅は!」
💜「羽二重餅……それは褒めとる?」
🌸「白くて細長くてね」
💜「例えるねぇ~」

 

FaA 出だしが勇翔さん、ラストが土田さん
「いつもいつまでも愛してる」に爆沸きするオタク、納得いかない吉原さん

 

今日のサワディ
ラストのササササワディ前「行くぜぇえええ!」と叫びフルスロットルで踊る吉原さん
2回目 踊るのを止め客席をナメるように見渡す→帆のイントロがかかってもそのまま
💛「俺ら完全にバックダンサーやった」
💚「ごめんなさいね~」
🌸「踊らんのかい!」
💚「だって沸くんだもん……」

 

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どっっっカオスですね~

いやもう何やってんのか全くわからないと思いますが生で見たらしぬほど面白いので大丈夫です。

あと筆者自身、レポみても「これなんだ……?」ってなることが多々あるので(レポの意味)

 

 

まぁ簡潔にいいますと、

・普段なかなかやらないレアな曲が聞ける(ことが多い)

・サワディ音頭が聞ける

トークが腹筋千切れるほど面白い

・サワディ音頭がとても楽しい

・本田くんがいつも以上に喋りまくるし発言がブラック

・サワディおんどたのちい

・平松さんがボケたおす

・正直どの曲よりサワディ音頭が盛り上がる

・吉原さんが本田くんに乗っかってボケまくって他3人を置き去りにする

・正直ボイメン全員でやるより誠のサワディ音頭の方が盛り上がる

・土田さんもめっちゃ喋るしボケるしツッコむ

・もはやサワディ音頭はまこスペの代名詞

・土田さんがとても生き生きしている

・ササササワディ♪ササササワディ♪

・平松さんが土田さんのダンスを扱き下ろしがち

・ササササワディ♪イェイイェイイェイ♪

・勇翔さんが喋る

・とりあえずサワディ

・勇翔さんの一挙手一投足にオタクが沸きちらかす

・サワディ音頭の時の吉原雅斗はなんかもう……とにかく……すごい。

 

全然簡潔になってねえやねーか!!!

とりあえずまこスペがめちゃんこ楽しいことと、サワディ音頭という曲のことだけでも知ってもらえたら幸いです。

あげるブログ間違えた♪~(・ε・ )

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TBSに展示されてた水野さんと豊さんの学ラン

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刺繍の圧が強い

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龍のおめめがラインストーンでキラキラ✨✨してる

 

いやぁ仕事が細かい……

自分はお裁縫できないマンなので技術の凄さは分からないですが、芸術作品としても素晴らしいものだよなぁと常々思っております……

 

拙作の学ラン初号機は明日には完成するはずです……!

 

テッペンまわっちったテヘペロ

ライブのアチアチ鉄板曲を紹介したい②

ボイメンのホールツアーが発表されましたね!
私のまわりでも「行きたい!」という声が聞こえてきてもうニッコニコです。
というわけでライブで鬼のように盛り上がる曲紹介、第2弾です。
ホールツアーでやりそうな曲を挙げてみますので、予習する際の参考にしていただければと思います(あくまで予想なので外れたらごめんやで)。




⑤帆をあげろ!
2017年夏に発売されたシングルの表題曲です。作曲は今ではすっかりズブズブの仲になっておりますヒャダイン氏。
さて、まずはこちらをご覧ください!

BOYS AND MEN【帆を上げろ!】で楽しもう!!

BOYS AND MEN【帆を上げろ!】合いの手レクチャー動画
何度もレクチャー動画が出されているつまり!鉄板というわけですな!
動画を見ていただくと分かりますが、叫んで踊れる激アツソングでございます。とりあえず元気に「アイアイサー!」と言えればOK! ライブでは平松さんが高確率で「踊れ~!!!」 とお煽りになるので踊りましょう!ほぼほぼグルグルとパシパシだから見よう見まねでも全然大丈夫です!
余談ですが、水野さん不在のライブや誠だけのライブで披露する時は本田くんが男とは何ぞやと語り出すのですが、ちょっとアレンジが効いていて楽しいです。




⑥炎・天下奪取
昨年夏に発売されたシングルでこちらもヒャダイン氏の作詞作曲でございます。

BOYS AND MEN 「炎・天下奪取」合いの手レクチャー動画
例のごとくレクチャー動画がアップされていますのでまずは見ていただきたい!
まぁこの動画見てもあんまり入ってこないんですけどね……
帆をあげろ!同様にサビの振り付けが真似しやすい(平松先生曰く「あのボイメンが一日で覚えられた振りだからめっちゃ簡単だよ!」 )ので一緒に踊って楽しめます!
そして一番アチアチなのが間奏の「wowwow~♪」を拳を突き上げながら一緒に大合唱するという!あっっっついね!音程取れてなくても気合いでなんとかなるよ。
あとBメロのPPPHっぽいノリのところもヘイとかフーとかオイとかいい感じに*1声を出しましょう!サビ直前の「もっと!\もっと!/もっと!!\もっと!!/」もコーレスだった気がします!私は叫んでますが違ったらどうしよう!まぁ大丈夫だと思う!




なんかヒャダイン氏の回し者みたいになりましたがライブ(特に人数揃ってる時は)の鉄板に違いないですし実際めちゃくちゃ盛り上がりますので覚えると!楽しいよ!!!

*1:平松先生に直接確認したところ本当に何でもいいそうですっていうかメンバーも毎回違うこと言ってる気がする……

ラブソングが苦手な俺なりにボイメンの恋愛ソングを紹介してみる③

いいタイトルが思い付かないままに第3弾でございます。

今回は2016年に発売されたアルバム「威風堂々」に収録されているYankee5と誠それぞれのユニット曲について書いていきます。

 

⑤ULTIMATE

まずはYankee5の曲から紹介します。ばすん。アルティメイト!

一言で言うとアダルティな曲です。なんたって「なぁ 今 俺に抱かれろよ」ですからね。

彼氏とうまくいってないっぽい好きな人に猛アプローチする内容……なんか薄っぺらい説明になりましたが平たく言うとそんな感じです。横恋慕です。

まずイントロの俊さんの「Gimme……」が最高にセクシー。 全体的にキーが高めで、苦しくも必死な胸のうちを表現しているようです。

歌詞も

「謝るんじゃねぇよ」

「俺の隣で泣くの見てるだけじゃしょうがねぇな」

などヤンキー感満載で、ヤンファイの真骨頂といった雰囲気です。

そして休む間もなく畳み掛けるようなサビが情熱的(歌うのめちゃくちゃ難しそう)。前述の「俺に抱かれろよ」はサビの最後にあたりますが、ここで全員学ランを半分くらい脱ぎます。破壊力。

 

ちなみに筆者はまだ生で聞いたことがありません。

 

 

 

⑥Suga Suga Candy

続いて誠のユニットソング「シュガシュガキャンディ」です。スガスガじゃないです。(でもこれでシュガシュガって読むの難しくないです?私だけですか?)

ULTIMATEとは対照的にとっても初々しくて可愛らしい爽やかなラブソングとなっています。

好きな子をデートに誘ったけど

「紳士気取りエスコート 見透かされた緊張と」

「ドキドキ heartbeat ひた隠し」

などドギマギしてる情景がありありと浮かんできて……いやぁ甘酸っぱいですなぁ!

他にも

「この日のためにリサーチした」

「隣チラ見 歩幅合わせて」

 など可愛いワードが盛りだくさんです。

パフォーマンスでいうと、2番で一人ずつエスカレーターみたいに(?)入れ替わっていくところがめちゃめちゃ可愛くて好きです。あとサビで合唱部3人はかなりの高音域を歌い上げているのでそこも注目かなと思います!

タイトルに違わずスイートでチャーミングな一曲。誠のライブではちょくちょくやってる気がしますので是非可愛い振りやフォーメーションにも注目していただきたいです。シュガシュガキャンディーキャンディーヘイ!!!

推しが卒業した

推しがグループを卒業した。

 

私は彼がその仲間と歩んだ約3年の軌跡のうち、2ヵ月半しか知らない。要するに新規だった。だから卒業と言われてもピンと来なかったし、全く悲しいとも思わずに卒業の日を迎えた。

 

 

その推しはいわゆる地下アイドルで、慣れ親しんだ現場とは全然違う世界にいた。

初参加の特典会で、こちらが口を開く前に彼の方から「はじめましてだよね~?」と言われた時は本気で怯えてしまった。それだけファンとの距離が近くて話す機会も時間も多かったということで、そんな中に入っていくのは無理だわ、と思いながらもなんだかんだ通うようになった。

 

「ファンとの距離が近い」というのは接触のあるグループではよく使われる表現で、最推しのピンクの彼もよく使っているがそれはあくまで精神的な距離の話、しかし地下アイドルはマジで物理的に近かった。それはまぁ周知のことではあるだろう。実際私も、男性地下アイドル=接触が過剰というイメージを持っていた。そして結論から言えば、そのイメージは間違っていなかった。

 

はじめましての時は(地下の現場は)初めてで勝手がわからないという旨を伝えたところ「じゃあ最初はピースしとこっか~」と(だいぶくっついてはいたが)無難にピースでチェキに写ることになった。なので私は"相当通って関係性ができあがっているか、オタク側からオーダーすればハグもしてくれるが基本密着はしない"ものだと勘違いした。

しかし2回目の接触で何の前触れもなくハグされ、私は混乱した。その時のチェキを見返すと完全に腰が引けてるし腕でガードしてるしで今更ながら申し訳なくなるような状態だった。推しはそんな私をみて愉快そうに笑っていた。

いつまでもそんなんではさすがに気ぃ悪いだろうな、と思い3回目は腕に手を添えるなどしてみたが、相変わらずガチガチに硬いままで、それなのに推しは「そろそろ慣れた?」なんて笑いながら聞いてきた。

4回目は、卒業が発表された直後だった。別段卒業についての話はしなかったが、残された短い時間で少しでも好きだという気持ちを伝えたいと思い、初めてしっかりと彼に触れた。推しはいつも通り笑っていたが、後でチェキを見てみると今までで一番の笑顔で、気持ちが伝わったのかな、なんて勝手に思った。

最初の頃は、抜けきっていなかった地下アイドルへの偏見も手伝って、接触目当てで来ていると思われてたまるものか、と意地になっていたのだと思う。ハグの度に、これで落ちると思ったら大間違いだぞ、なんて驕ったことも考えていた。だけど皮肉にも卒業発表が態度を軟化させるきっかけになった。このまま、推しが好きな自分を押し殺したまま、変なプライドの言いなりになっていてはきっと後悔すると思った。

そして5回目にして私はやっと推しの背中に手をまわすことが出来た。今までひねくれててごめん、と思いながらぎゅっと腕に力をこめると、推しはいつも通りの楽しそうな笑い声をあげた。

それで推しとの距離が急激に縮まった……ということは無かった。なんせ上限なんてとても積めない弱小オタクだったものでそもそも話せる時間が少なく、その上コミュ障ときたら、本当に他愛ないことを話して終わってしまうのだった。残りの会える機会を指折り数えては歯痒い気持ちになり、そんな自分にも変わらず笑顔を向けてくれる推しが改めていとおしく感じた。

 

 

話が前後するようだが、何故私が彼を推すことになったのかを記しておこうと思う。きっかけを聞かれたら"曲を聞いて格好いいなと思ってリリイベに行ってみたら推しのパフォーマンスと笑顔があまりに眩しくて一目で惚れ込んでしまった"と答える。その曲を聞いたきっかけまで掘り下げると最推しが絡んできたりするので彼には言わなかった。多分DDは隠し通せたんじゃないかと思っている。だといいな。

初めて会いに行くにあたって、やはり"地下アイドル"という色眼鏡をもって見に行ったことは否定できない。そんなヒネた気持ちを覆すパフォーマンスを見せられて、あまりにも眩しい笑顔を向けられて、"アイドル"である彼らをまっすぐ見ようとしてなかったことに気付き、そんな自分が恥ずかしくなった。

過剰と言われる接触が許されているのも、それでオタクを引き寄せているというのも否定はできないし、健全なかたちとは言えないのだろうが、実際にやってみると握手やファンレターと何ら変わらない、推しに気持ちを伝える言語の一つであってそれに尽きると感じた。*1私はね。そしてそれは時にお互い様なのかもしれない。最後の接触の時、横に立った瞬間にチェキのポーズとは全く関係なく力強いハグを頂戴した。これ以上金にならないのに、である。その場では相当狼狽えてしまった(これまた推しに笑われたが)。だがそれも、卒業していく推しからの、彼にできる最大限の感情表現だったのだろう。と都合良く解釈しておくことにする。

 

 

 

卒業公演が開演しても、悲しいとか寂しいとか全然感じなくて、推しが今日も格好いいななんて思いながら見ていた。ステージの彼も、いつもと変わらないように見える笑顔で、このメンバーでのパフォーマンスは二度と見られないと頭では分かっていたけれど実感は無かった。

ライブの終盤になって、神妙な面持ちのメンバーがステージに並んだ。そして一人ずつ、今後進む道を告げた。そこで初めて、ああ本当にバラバラになってしまうのかと思った。推しは新しいグループを作り、今度はプロデュースにも携わっていくらしい。芸能活動は続ける、と宣言されていたもののステージに立ち続けてくれるのか、正直不安があった。だから、またスポットライトを浴びて楽しそうに歌い踊る彼の姿が見られる可能性が示されたことが本当に嬉しかった。そして安堵からなのか、涙が溢れた。けれども推しの表情は硬く、喜びも束の間、明るい未来の前に立ち塞がる寂しさに手招きされているような気がした。

最後の最後の一曲が終わり、卒業するメンバーが各々の衣装の前にマイクを置いてステージを去っていき、一人グループを守るメンバーだけが深々と礼をして卒業公演は幕を下ろした。私は全く悲しいとは思わずに会場を後にした。そんな気持ちは生まれなかった。ただ、心の中にあった何かを落としてきたような、そんな空白に切なさをおぼえただけだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に、彼らが歩むそれぞれの道が輝かしいものでありますように、彼らが自分の夢と幸せを全て叶えられますように。

短い間だったけれど、夢を見させてくれてありがとう。

 

 

 

 

 

 

*1:とは言ったものの、自分から積極的に推しに触れたことは無い。一度だけ「衣装に触ってもいいですか……」とおずおず聞いたら案の定めちゃくちゃ笑われた。